言語の習得はモノマネから
『ことわざ英語かるた』で遊んでいた時のことだ。
“A bird in the hand is worth two in the bush.”
“○×▽~○×▽~□☆☆~×▽~○×▽~”
なんだかはっきりとは聞き取れないが、Yくんの声が後から追いかけてくる。
楽しそうに何やら私の英語を真似ているのだ。
すると隣のTくんもお兄ちゃんの真似を始めた。
その隣にいる妹のCちゃんも。
兄弟姉妹は遊びながら毎日たくさんの言葉を吸収していく。
まるでスポンジのよう♪
「チャンク」をつかみ始める
この時は驚くと共に感心もしたが、二つの大切なことを改めて目の当たりにした。
一つ目は、言葉を学ぶとき、真似る=コピーすると言うプロセスをたどると言うこと。
二つ目は、コピー能力が上がる=*「チャンク」(言葉のかたまり)をつかみ始めると言うこと。
面白いなぁ。将来楽しみだなぁ♪
なんとYくんが自主的に*シャドーイングしてる!
ワクワクが加速する!
☆教師冥利に尽きる☆
シャドーイングとは、インプットした内容を影 (shadow) のように後から追いかけアウトプットすることで、元々は同時通訳者の訓練法だ。
シャドーイングの原型とも言うべきコピーを、Yくん自らしてくれた。
しかも楽しんでいる!
これはもう教師冥利に尽きるとしか言いようがない。
英語の授業とは違い、”Repeat after me.”とゲーム中、子ども達に強要することは皆無だ。
子ども達は遊びながら何度も繰り返し英語のことわざを耳にし、目でイラストを確認する。
ゲームの中で集中し、自然に反復練習を繰り返す。
そしてワクワクドキドキする。遊びとは言え、勝敗がかかっているのだ!
かくして、子ども達が自然に遊びながら何度も英語のことわざに触れる好循環を生む。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
Practice make perfect.
習うより慣れよ。
中学校や高校、あるいはその先の人生でいつか出会うであろう諺。
その時、松田さんの描いてくれた『ことわざ英語かるた』のイラストを
きっと思い出してくれることでしょう。
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