可愛らしい「チャンク」
「チャンク」は意味のある短い言葉のかたまり=「決まり文句」で、具体的には受験生におなじみの熟語やイディオム、ことわざや定型表現のことだ。
『ことわざ英語かるた』で遊んでいて、可愛らしい「チャンク」に遭遇したことがある。
自分のお気に入りのカードを「ジャッコブちゃん」と呼んでいるAちゃん。
「ジャッコブちゃん」は、”Jack of all trades, and master of none.”のカードに描かれたイラストのキャラクター。
Aちゃんがこのカードを欲しくてたまらないことを知っている家族や友達は、少し細工をする。それはAちゃんが大泣きして機嫌を損ねないためだ。
そんな微笑ましい気づかいに心を打たれることが度々あった。
“Jack of”を音声の「ジャッコブ」と視覚イメージのイラストでピタリと結びつけている。
まさしく子ども達が「チャンク」=言葉のかたまりを上手くとらえた瞬間♪
チャンクの構造に着目する
チャンクの構造について考えてみよう。
“A bird in the hand is worth two in the bush.”
主語である “A bird in the hand”と修飾語の”in the bush”。
“A bird in the hand”は、”A bird”と”in the hand”、二つの*チャンクに分けられる。
“in the hand”と”in the bush”、どちらも”in the ~”(~の中に)と言う「前置詞+定冠詞+~(名詞)」の構造をしている。
「前置詞アクションチャンツ」
チャンツは会話のイントネーションをリズムやビートに乗せた言葉あそびだ。
繰り返し歌うことで英語独特の強弱リズムを体得できる。
ワークショップでは子ども達と「前置詞アクションチャンツ」を実践している。
チャンツのリズムに乗せ、身体を動かす手話風アクションを取り入れたもので、” around “のところでグルグル部屋中を駆け回るのは、子ども達にとってお約束だ。
体も心もしなやかに成長していく子ども達。その元気とはじける笑顔が希望の光だ。
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